古き創元推理文庫の表紙の魅力

曲がった蝶番(ジョン・ディクスン・カー)
曲がった蝶番

デザイン:市川泰

どうやって作りだしたのかもわからないデザイン。
おそらく水に色のついた雫を垂らしてゆっくりとかき混ぜたのだろう。
グラデーションというやつだな。

男の首 黄色い犬(ジョルジュ・シムノン)
男の首黄色い犬

デザイン:日下弘

謎のオブジェ。
この制作者はどこか癖になるものばかり作る。

13の秘密(ジョルジュ・シムノン)
13の秘密

デザイン:油野誠一

人間らしき影が縦4×横5で計20並んでいるという謎しかないデザイン。
背景の模様は、シムノンにゆかりのあるベルギーかフランスの地図、もしくは作中の舞台となった地名のものか。
影の形は「踊る人形」のようなものか。

犯罪の中のレディたち(エラリー・クイーン編)
犯罪の中のレディたち
犯罪の中のレディたち

デザイン:真鍋博

やたらと気味の悪い横顔が印象的。
呪われそう。

犯罪は詩人の楽しみ(エラリー・クイーン編)
犯罪は詩人の楽しみ

デザイン:真鍋博

「犯罪の中のレディたち」の姉妹作といったところか。
モデルはチェスタトンかもしれない。
詩人っぽいし。

霧の壁(フレドリック・ブラウン)
霧の壁

デザイン:松田正久

ぎらつく銀の色合いに看板の群れ、ポツンと不気味にこちらをうかがう猫のシルエット(は無関係だが)、単色の紫と赤。
どことなく漂う夜の静寂さが感じ取れる。

(おそらく)書かれた看板の文字は以下のとおり。

HOUSE
GAM.TILL MIDNITE
NIGHT FISHING
CAP!JIM'S BOAT FON HIRE
BAY POINI

HOUSE=家、NIGHT FISHING=夜釣りか。
それ以外はわからない。

帽子収集狂事件(ジョン・ディクスン・カー)
霧の壁

デザイン:日下弘

ロンドン塔(だったか)が舞台だったはずなので、地図らしきものはそれなのか。

マギル卿最後の旅(F・W・クロフツ)
マギル卿最後の旅
マギル卿最後の旅

デザイン:日下弘

またもや謎のオブジェ。
迷路のような部屋を見下ろした構図が良い。
迷路好きになりそう。

料理長が多すぎる・他(レックス・スタウト)
料理長が多すぎる
マクベス夫人症の男
ラバー・バンド
腰抜け連盟

デザイン:和田誠

最近創元推理文庫の旧装幀が手に入らないのでハヤカワ・ミステリ文庫もここで混ぜてみる。

料理長が多すぎるは比較的よく見かけるが、その他はほとんど見かけないレア物。
そもそもスタウト自体見かけない。

気に入っているのはマクベス夫人症の男。
何がいいとは言えないけれどいい。

死者はよみがえる(ジョン・ディクスン・カー)
死者はよみがえる
死者はよみがえる

デザイン:日下弘

板を並べて迷路に仕上げたという感じか。
不規則な水色の模様は風を表現し、下向きの矢印と矢は風の向きを表しているのだろうか。
板と板の間を風が通り過ぎていくというイメージらしい。